こんにちは、おびとです!
私は未経験からIT業界へ転職し、現在はインフラエンジニアとプログラミングスクールの講師として活動しているエンジニアです!
LPICってどんな資格?
LPICは、Linuxについての基礎的な知識を持っていることを
証明できる資格なんだ💪
この記事ではLPIC試験について、現役のインフラエンジニア×プログラミングスクール講師の私が解説していきます!
▼この記事でわかること
- LPIC資格の概要 (Level.1)
- 試験のあれこれ(試験の形式や受験料、試験会場について)
- LPIC1の試験対策と学習方法
この記事を読めば、LPIC-1の全容について理解する事が出来ます!
※LPIC Level 1(LPIC-1)はこの後、LPIC-1と表記します。
1. LPIC-1とは?
LPIC-1の概要
LPIC-1はLinux Professional Instituteが提供する認定資格の一つで、Linuxシステムの管理に必要な基本的なスキルを証明します。この資格を取得することで、Linuxの基本的なコマンド操作から、システム管理、ネットワーク設定まで幅広い知識があることを証明できます。
世界最大かつ最も認知されているLinux認定
LPI公式ページより
LPIC-1は、Linux Professional Institute(LPI)のマルチレベルLinuxプロフェッショナル認定プログラムの最初の認定です。 LPIC-1は、候補者がコマンドラインでメンテナンスタスクを実行し、Linuxを実行するコンピューターをインストールして構成し、基本的なネットワークを構成する能力を検証します。
そもそもLinuxとは?
Linuxは、無料で使えるオープンソースのOSです。
Linuxは、「Windows」や「macOS」と同じOSの一種です。OSとは、コンピューター全体を制御し、使いやすくしてくれるソフトウェアを指します。
サーバー、パソコン、スマートフォン、組み込み機器など、さまざまなデバイスで使われています。
2. 試験のあれこれ
試験の形式と合格ライン
LPIC-1の試験の形式と合格ラインについては下記となります。
項目 | 詳細 |
---|---|
試験時間 | 90分 |
問題数 | 60問 |
出題内容 | 多肢選択問題と穴埋め問題で構成 |
合格点(合格ライン) | 800点中、500点以上で合格 |
合格率 | 公表されていない |
有効期限 | 5年 |
7割程度正解できれば合格できるイメージですね!
LPICの試験日や試験会場について
LPICはご自身の都合の良い日程や、試験会場で受験することができます。
土曜日や日曜日に受験することも可能です。
受験予約はこちらから可能です。
※LPI IDをお持ちでない方はLPI IDの新規取得から行う必要があります。
LPIC受験料について
LPIC-1の受験料は下記となります。
参考までに各試験の料金も記載します。
試験名 | 受験料(税込) |
---|---|
LPIC 101 | 16,500円 |
LPIC 102 | 16,500円 |
LPIC 201 | 16,500円 |
LPIC 202 | 16,500円 |
LPIC 300 | 16,500円 |
LPIC 303 | 16,500円 |
LPIC 305 | 16,500円 |
LPIC 306 | 16,500円 |
LPIC-1を取得するには合計33,000円になります。
※LPIC3については、4つのうち1つでも合格すればLPIC3を取得できます。
3. 試験の出題範囲
LPIC-1は101試験と102試験の2つに分かれています。
両方の試験に合格することで、LPIC-1の認定が得られます。
101、102に順番はなくどちらから受けても問題ありません。
101試験の出題範囲
- システムアーキテクチャ
- ハードウェアの認識と構成
- ブートプロセスの管理
- Linuxのインストールとパッケージ管理
- 各種ディストリビューションのインストール
- パッケージ管理システム(RPM、dpkgなど)
- GNUとUnixのコマンド
- ファイル操作、ストリーム、テキスト処理のコマンド
- 基本的なシェル環境の使い方
102試験の出題範囲
- シェル、スクリプト、およびデータ管理
- シェルの設定とスクリプト作成
- ファイルの圧縮、アーカイブ、パーミッション管理
- ユーザーインターフェースとデスクトップ
- ユーザー環境の設定と管理
- セキュリティとネットワークの基礎
- 基本的なセキュリティ設定
- IPアドレスやDNS、ホスト設定
これだけ読んでも最初はイメージ出来ないと思いますが、学習を進めることにより徐々に理解出来るようになります!
4. 効果的な学習方法と試験対策
学習方法
初心者向けの参考書やオンライン学習サービスを活用するとスムーズに学習に入れます。
参考書だけでなく、Udemyやプログラミングスクールも有効活用していく事により、理解が深まります。
また、Linuxの操作を実際に経験することも不可欠です。自宅でLinuxをインストールして練習するか、仮想環境(VirtualBoxなど)を使ってLinux環境を触ることが有効です。
私が未経験からLPIC-1を取得した時の勉強方法の解説については「【合格体験記】未経験からLPIC-1を取得した勉強時間と勉強方法について解説」で解説しています!
試験対策
こちらは書籍の問題集か、Webの問題集を使用するのが良いと思います。
試験対策問題で分からなかった、理解が進まなかった部分に関して参考書を活用して理解を深めていきましょう!
実際に私が使用した中でおすすめの教材、試験対策の教材は「【2024年版】現役エンジニアが選ぶLPIC-1教材7選【本、Web、スクールあり】」で解説しているので参考にして下さい!
5.さいごに
まとめ
今回は、LPIC-1試験について解説しました。
LPIC-1は、サーバー系のインフラエンジニアにとって必須の知識を体系的に学べる資格になっています。未経験から転職を考える人にとっては登竜門と言える資格でしょう。
それだけに、資格を取得していると転職しやすくなったり転職後の業務にもすんなりと入っていけます。
私自身もLPIC-1の資格を取得して転職を成功させました。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後に好きな言葉を載せておきます。
『人は1年でできることを過大評価しすぎる。 そして10年でできることを過小評価しすぎる。』
世界No.1コーチと称されるアンソニー・ロビンス氏の言葉より
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以上、ありがとうございました。
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